マッサージと健康保険

マッサージと健康保険

マッサージによる施術においては、
一定の要件を満たすケースに限り健康保険の対象になります。

 

健康保険の対象になる条件とは、
具体的な病気ではなく「筋麻痺・関節拘縮等の症状が認められること」、
「筋麻痺・関節拘縮の改善のためにはマッサージの施術が必要であると医師が同意している場合」という2点です。

 

したがって疲労回復や美容、
癒しなどを目的にしたマッサージは健康保険の対象になりません。

 

2点ある条件を具体的に見てみましょう。

 

「筋麻痺」とは手足などの筋肉が完全に機能を喪失したり
感覚が鈍ったりしている状態のことを言います。

 

また「関節拘縮」とは長期間の入院や寝たきりなどで
関節周囲の靱帯や筋肉などが固まり、
関節の動きが制限されている状態のことを言います。

 

「筋麻痺・関節拘縮の改善のためにはマッサージの施術が必要であると医師が同意している場合」とは、
筋力増強と制限されている関節の可動域拡大のためにはマッサージが必要であると
医療機関の医師が同意した場合ということです。

 

なお健康保険を使って継続してマッサージの施術を受けるためには、
3カ月ごとに医師の同意が必要とされています。

 

一般の健康保険の適用される病気の治療費は
3割とか1割に当たる金額を当該医療機関に支払いますが、
マッサージを健康保険で受けた場合の療養費は、
原則として患者が全額を一旦当該店に支払う必要があるのです。

 

患者が健康保険適用による療養費の還付を受けるためには
療養費支給申請書を提出する必要がありますので(領収書の提出も必要になります)、
施術師に十分に確かめることを忘れないでください。